1/27(土)、栗山の小林酒造にて
【造り酒屋をもっと知る会 その67】が開催されました。
今回の内容は【お出汁と餅と日本酒の相性体験会】です。

新年最初の企画らしく、この日 日本酒に合わせてきたものはお餅。
お餅と言えばお雑煮がなんと言っても代表的なものです。
今回はそのお雑煮のための出汁についての考察を踏まえながら
素材を活かし味覚を活性化させて健康に寄与する食卓について
参加者と一緒に楽しく学ぶことになりました。
用意されたお出汁は3種類。
(1)鰹ベース(昆布、本節、煮干し、椎茸)
(2)貝ベース(昆布、帆立、浅蜊、椎茸)
(3)鶏ベース(昆布、鶏ガラ、人参、玉葱、椎茸)
各々昆布と共に各種素材を丁寧に煮出して作られたものです。
合わせる日本酒は4種類。
<1>40%味吟醸タイプ (乳酸味、塩、ミルク)
<2>50%辛口タイプ (チーズ、旨味臭、干藁臭、甘さ弱)
<3>55%長期熟成タイプ(熟成香、椎茸臭、醤油)
<4>60%高酸味タイプ (強い乳酸味)
全てアルコール度数は15〜16度の純米酒です。
どれも香りは穏やかで口当たりもまろやかなお酒です。
(1)鰹ベースはイノシン酸が強く、塩分を感じる。
合わせるなら<2>のチーズっぽいのが良さそう。
クリームチーズの酒盗掛けを思い出す。
(2)貝ベースは琥珀酸が強く、日本酒とそもそも近い味わい。
合わせるなら<4>の強い乳酸味が良いようだった。
精米歩合の低い旨味の残った感じがマッチする。
出汁自体はコメッコを思い出させる。
(3)鶏ベースはアミノ酸の他に脂質由来の甘みが強い。
これは参加者の意見が若干割れました。
<1>の塩やミルクを感じさせる味吟醸が良いと思う派と
<3>の熟成香、醤油様香、若干他より強い粘度が良いと思う派。
基本的にはどのサンプルも程よいバランスの純米酒だったので
どれも合わないという程でも無かったのでした。
自分の味覚や好みをよく知るためにこうやって試してみることも
なかなか面白く大変に興味深い勉強をすることが出来ました。
このあと来月発売の季節商品「あらばしり」の試飲をさせて頂き
残ったお出汁は醤油を加えてお雑煮として頂きました。
また出来たての吟醸粕から造った甘酒も振る舞われました。

この体験会の前には大吟醸の仕込み作業中の酒蔵群を見学しました。
蒸し上がった大吟醸用「彗星」45%の放冷中でした。


外気を取り入れ3℃まで下がったものから小仕込みのタンクに添え
櫂入れ作業しているところを見せてもらいました。


大きなタンクでは仕込み7日目、9日目などの具合を見せてもらい
それぞれの泡の高さや香りをきかせて頂きました。


来月はどんな企画になるのか楽しみです。
蔵の方々には寒造りのお忙しいところをお邪魔させて頂き
本当にありがとうございました。

- 2007/01/27(土) 23:59:59|
- 造り酒屋を知る会
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詳細で分かりやすいレポートを、ありがとうございます。
写真も、とっても素敵です♪
参加していながら聞き流してたことを思い出しましたよ。(^^)v
- 2007/01/29(月) 06:39:46 |
- URL |
- まっちー #COVj8X2A
- [ 編集]
酒、味醂、酢、醤油、味噌。
全てにお米が関わってきます。
丁寧な出汁を引くことは人間を作り上げることに繋がりますね。
炭水化物ダイエットがなんだ。
日本人なら米を食おう。酒を呑もう。
- 2007/01/29(月) 11:33:14 |
- URL |
- じゅんちゃん #PWY0G5Yg
- [ 編集]